河原城風土資産研究会
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かわはらまる得情報局

ー 田植えの季節到来!「かわはら田んぼ風景~しろみて行事」ー

2015年6月12日

1みなさん、こんにちは~。                                先週まで暑い日が続いていましたが、急に寒くなって梅雨空が続いています。私たちは雨が降ると「うっとうしいな~・・」って言って、お天気(晴れ)のほうばっかり喜びますけどが、田んぼには待ちに待った雨降りなんですよね。                           河原町はほとんどが田植えも終わりましたが、みなさんの地域はいかがですか?                       田植えが終わって一段落すると、昔はどこの集落でも「しろみて」という行事をしたそうです。 いまでは ほとんど見られなくなった「しろみて」を今も続けているところがあるので、チョッとお邪魔してきました。河原町の小畑(おばた)という集落です。(写真は小畑神社 の一ノ鳥居)

 

 

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。。。。。。。。。。。。。。。。。。。参道の階段。。。。。。。。。。。。。。。。。

そもそも「しろみて」とはどんな行事かというと、春先から準備してきた田んぼの作業が、ようやく田植えを迎え、集落全体の田植えが終わったお祝いと豊作を祈って みんなで御馳走を食べる。これが「しろみて=代満」行事です。「しろ」は田植えの意味で、「みて」は終わったという意味です。 4 5

全国でもこの行事はあるようで、地方ごとの呼名四国・九州地方は「サノボリ」、東北・関東地方に多いのは「サナブリ」、北陸・中国地方は「シロミテ」という地域が多いそうです。この行事は農耕民族・日本人の神事として始まったらしいのですが、最近ではめったに見られなくなったそうです。6 7

河原では「しろみて」のことを「おこもりさん」とも言っていました。 みんなで氏神さんの神社にお参りして、神社の中で御馳走を食べながら朝まで楽しく過ごすから「おこもりさん」と言ったそうです。

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小畑の集落もだんだん戸数が減っていていますが、現在まで数百年、もしかしたら千年以上にわたって、この「しろみて」行事が伝わっています。

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「それでも、ここ10年程は「おこもり」しなくなり、神社にお参りしてから交流館に場所を移して「しろみて」のお祝いをしています。」と今年の区長・田中厚志さんが教えてくださいました。(左上の写真・右側)「これから秋まで まだまだ忙しい日が続く。どこの家の田んぼも豊作になるよう頑張らんと。」と農事組合長の田中栄一さんも責任重大です。(左上の写真・左側) 14 13

今年は行事が重なって参加者が少ないそうですが、やっぱりご近所さんが集まればあちこちで話の花が咲きます。(左上の写真= ‟小畑のきれいどころ” ←和代さん推薦)子供たちも毎年の行事にちゃんと参加して、立派な村の一員です。みんなが大きくなっても「しろみて」行事つづいてたらいいなぁ~。

と思いつつ、小畑の村を後にしました。小畑のみなさん、お邪魔しました~。最後に小畑の田んぼを眺めながら。。。。。。

それでは みなさん、またお会いしましょう!!(*^▽^*)ノシシ(おっちー) 15 16 17   18 19 20 21 22 23 24 25 26 28


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