―湖山の北四喜楽会さん 春の研修会― 開催しました!!
2012年5月21日
5月18日(金)に湖山の北四喜楽会のみなさんの春の研修会で「河原歴史浪漫・古事記ゆかりの史跡巡り」の御案内をしました。去年の「神話のふるさとバスツアー・古事記と八上姫をたずねて」の新聞記事をご覧になってお決めくださったそうです。ありがとうございました!!
それでは、ほんのチョットだけその時の様子をご覧ください♪
待ち合わせ場所は八上姫公園。ここでは公園のご案内と対岸の嶽古墳(八上比売の墓と伝わる)の話をして、賣沼(めぬま)神社にお参りしました。
最初に神社の由緒や手水の作法、参拝の方法を河原城恒例 新人スタッフの研修も兼ねての実演。打ち合わしてましたがウチの新人も初めての経験でおっかなびっくり、なんとかやり切りました。(汗)
そのあと、八上姫と大国主命が八十神(やそがみ)に追われてにげた坂道「懸け上がり」と「中井1号古墳」という3世紀後半から4世紀前半の前方後円墳、三枚岩の案内ををしてから、因州・中井窯の見学をしました。
三代目ご主人の坂本さんのお話を聞きながら、お弟子さんのろくろを回す実演にみなさん身を乗り出して見つめていました。
ツルンとした棒状の土から見る間に形作られ、まるで生きているかのように刻々と姿を変え「あっ」言う間に器として命を吹き込まれました。
ここまで出来るように成るには5~6年かかるそうですよ(゜ ∀゜ ;)
表に出て登り窯の説明を伺って、参加者からもいろいろな質問が飛び交いましたが、一つ一つ丁寧に答えてくださいまし た。最後にご夫妻で記念の写真をパチリ! お二人ともとっても照れていらしゃいました。本当にお世話になりました。ありがとうございました(*U_U*)
最後はお城山展望台 河原城で今日見学した以外の河原町の紹介展示・鮎のこ生態や酒造りの話や特産物、秀吉の鳥取城攻めや大井出用水などの御案内をしてお開きになりました。
今日一日 お疲れ様でした。 「河原歴史浪漫・古事記ゆかりの史跡巡り」いかがでしたか!? 是非また河原町に遊びに来てくださいね!!
それでは、またお会いしましょう♪ (*^▽^*)ノシシ (おっちー
-スピリチュアル・バスツアー 「河原歴史浪漫-神話の里を訪ねて-」
2012年5月17日
来月、6月3日(日)にいなば交流連絡会主催の「いなばの~んびり 歩こうや!!」河原版「スピリチュアル・バスツアー 河原歴史浪漫―神話の里を訪ねて―」を開催します。神話のふるさと河原町の古事記ゆかりの地を巡るスピリチュアルな旅です。八上姫&大国主命のラブストーリーや磐座(いわくら)伝説、蛇婿伝説など不思議ワールドをぜひお楽しみください。
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日 時 : 平成24年6月3日(日) 9:30~12:30
集合場所 : 河原町総合支所駐車場
定 員 : 15名
参加費用 : 600円 (こばさま・資料・保険代含む)
申込締切 : 平成24年5月31日(木)
案 内 人: 河原城 風土資産研究会
◇旅のコース◇
総合支所出発 → 霊石山・御子岩・供御の水または湧水 → 片山神社→ 嶽古墳・売沼神社(祓え詞)・八上姫公園散策(こばさまタイム) → 懸け上がり → 牛戸三枚岩 → 総合支所到着(アンケート)・解散
【その他連絡事項】
少雨決行です。雨具の用意、動きやすい服装でご参加ください。
また、水分補給については各自でご用意ください。
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参加のお申し込みは、鳥取観光ガイドセンターまで。
とっとり観光ガイドセンター : 0857-22-4878
お申込みお待ちしています♪
その六【八上比売の謎vol.1「八上比売の生誕地はここだった!!!…………かもしれない」篇vol.1】
2012年5月12日
みなさん こんにちはー!!春たけなわ❀というか初夏に近い陽ざしの今日この頃ですね~。
「ふることふみ(古事記)の倭(やまと)ごころ」6回目の今日は河原町のマドンナ“八上比売(やかみひめ)”さんについて何回かに分けてお話ししますね。
その参で「古事記は、大和朝廷(やまとちょうてい)の正当性と皇室の歴史を後世に伝えるために作られたものなので、都合の悪い部分や、書かなくてもいい部分、書く必要のない部分についてはカットされています。
八上比売と大国主命(おおくにぬしのみこと)のくだりの詳細がカットされているのは、都合が悪かったのか、必要のない部分だったのかは解明されていませんが、それぞれの地域に残る多くの神話伝説をみると、須勢理毘売(すせりびめ)を怖れて泣く泣く因幡(いなば)に帰った悲恋のか弱いお姫様とは違って、自分の意思を持ち、はっきりと主張できる自立した女性としての八上比売像が浮かんできます。」と書きました。八上比売さんって いったいどんなお姫様だったんでしょう!?
八上比売さんは謎めいた女神さまで、神と言われたり巫女と言われたり、ラブストーリーのヒロインながら勇猛果敢に戦場に赴いたり鬼退治をしたりと本当に多面性を持った方だったようです。
河原町は八上比売さんのふるさとと言いますが、厳密にいえば八上比売さんをお祀りする賣沼神社(めぬま)と墓といわれる嶽古墳(だけこふん)があり、それが裏付けとなっている部分が大きいと思います。
ここ近年、「因幡のしろウサギ」を研究する学者さんや郷土史研究家の方が増えて少しづつ市民権を得ていますが「八上比売」に関しては過去も現在も調査が進んでいない状況なんです。でもでも、それじゃあチョット寂しいじゃないですか~。謎めいたままのほうが夢があっていいよ、と言う声もあるでしょうが、自称「八上比売ファンクラブ」会員番号№1の私としては駆け出し郷土史研究家として調査活動しています。
鳥取藩医師で郷土史家の安部恭庵(あべきょうあん)が著書の「因幡誌(いなばし)」には次のようにあります。
「…八上姫の旧居は今の智頭郡用瀬(ちずごおりもちがせ)宮原といふ村なり。上古此処に八上ひめ住玉ふなり。其の親の名は安蔵長者(あぞうちょうじゃ)といふとあり。……分かれて今曳田(ひけた)ノ郷に鳥越といふ農家は其末なりといふ。……」
また、大日本地名辞書の宮原の条に「宇部神社の明記に、八上姫は宮原に住みたまひ、其親の名は安蔵の長者と云えり。」とあり、因伯年表には「簗瀬山(やなせやま)の嶽古墳は姫の墓だが旧家は宮原だ。」とあります。
八上比売さんはその名の通り「八上郡(やかみごおり)」の生まれですが、古代の八上郡っていったいどの辺だったんでしょう??
『和名抄(わみょうしょう」)』によれば八上郡とは律令制度の古代因幡國(701年以降)の郡名で若桜(わかさ)、丹比(たじひ)、刑部(おさかべ)、亘理(わたり)、日部(くさかべ)、私部(きさいべ・きさいちべ)、土師(はじ)、大江(おえ)、散岐(さぬき)、佐井、石田、曳田(ひけた)の12郷が記されており、因幡国内で最大規模の郡でした。
ここでチョット気がついた方もいらっしゃるかもですが、用瀬村の名前がありません。用瀬村はその当時は智頭郡(ちずごおり)に含まれていたのです。でもでも「因幡誌」「大日本地名辞書」「因伯年表」には生まれたのは用瀬って書いてますよね!?
実は先出の「大日本地名辞書」にはこんな記録もあります。「当社(賣沼神社)は八上姫の産誕したまへる地とぞ」とあり、「因幡誌」「先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)」には「当社(賣沼神社)は八上姫の霊神也。……八上姫の出生の地なるを以って祭祀すと。」とあり、「因伯大年表」には「八上姫ノ大神出生ノ地為ルヲ以ッテ住在鎮座」とあります。……で、結局はどっちが本当なの!!!
にわかには信じがたいことですが、同じ文献にまったく異なる内容の記述があるという事実です。早い話が、古代因幡の歴史はこれをはじめ、解明されていないことがテンコ盛りだということなんですよね~。しかも資料もチョ―少ない( ̄∀ ̄;)
でもですよ、八上比売が存在したのは八上郡だということはほぼ間違いのないことなので、歴史の文献はともかく古代の郡制からみると用瀬の宮原説は違うんじゃないかなぁ~と、駆け出し郷土史研究家は思うのでした。
じゃあ いったい 何処なんだー?? と言うことで、次回は駆け出し郷土史研究家の調査報告「八上比売の生誕地はここだった!!! ………かもしれない」篇をおおくりします。
それでは次回まで ごきげんよう(*≧▽≦*)ノシシ(おっちー)
その伍【邇邇芸命(ににぎのみこと)と木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)】
2012年4月18日
前回のつづきからです。
― 天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命(あめにきし くににきし あまつひこひこほの ににぎのみこと:以下「邇邇芸命(ににぎのみこと)」) と木花之佐久夜毘売(このはなさくやびめ) ―
邇邇芸命(ににぎのみこと)一行は筑紫(つくし:現在の九州)の日向(ひむか)の高千穂(たかちほ)の霊峰に天降り国見をしました。「朝日の直(ただ)さす国、夕日の日照(ひで)る国」(この地は朝鮮半島に対峙し笠沙(かささ)の御崎にもまっすぐ通じ、朝日も夕日も明るく照り映えるまことによい土地だ)と仰せられ、この地に壮大な宮殿を建てました。
ある日、邇邇芸命が笠沙の岬にお出ましになったとき、花のように美しい乙女と出逢います。邇邇芸命は一目惚れをしその場でプロポーズしました♡♡♡ この乙女こそ後に妻となる木花之佐久夜毘売(このはなさくやびめ)です。
木花之佐久夜毘売は父親の大山津見神(おおやまつみのかみ:山の神)に許しを得ないと返事できないと答え、邇邇芸命は遣いを出します。大山津見神は結婚の申し込みを たいそう喜んで、姉妹で嫁がせようと姉の石長比売(いわながひめ)までも差し出しました。しかし、邇邇芸命は美しい木花之佐久夜毘売だけ妻にし、石長比売(いわながひめ)はお返しになりました。(残念なことに石長比売はかなりの“おブスちゃん”だったようです。ゴメンナサイ!) そこで、大山津見神は「石長比売は岩のように永遠に変わらない命と、木花之佐久夜毘売は花が咲き栄えるような繁栄を願ってのものだったが、石長比売を返した今、天つ神の御子の命は桜が散るように、はかないものになりました」と申したのです!(T―T)
天つ神の邇邇芸命が容姿で妻を決めるあたりが、とても人間くさくて、また、このエピソードから人の寿命が決まったのかと思うと、天降った天孫・邇邇芸命はもうすでに人としての歴史を歩んでいたのかもしれないなと思うのです。
そして、この話を知ったとき、この歌を思い出しました。
「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」大好きな歌の一つです。歌の内容は寿命の話とは全然違うんですが、なぜか思い出しました。
邇邇芸命と木花之佐久夜毘売のエピソードは、儚い命だからこそ、人は自分の人生を精一杯、咲き誇る桜のように強く美しく生きなければいけないと教えているのかもしれませんね(*U_U*) (おっちー)
毎月お知らせしている「バームクーヘン号の出動予定」ですが、今月は何か違うぞ?と思われた方!そうなんです!今月よりこんな可愛いお店で販売しています♪
14日より開催中の鳥取砂丘「砂の美術館」イギリス村内で、来年1月までの会期中、毎日焼きたてバームクーヘンを販売します!第5期「砂の美術館」のテーマは「砂で世界旅行・イギリス」ということで、バームクーヘンもおなじみのプレーンはもちろん、紅茶バームもご用意しています♪イギリス旅行のお供に紅茶バームはいかがですか?
みなさんのお越しをお待ちしております!(に&か)
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4/14(土)~1/6(日) (9:00~17:00頃) 鳥取砂丘 「砂の美術館」 イギリス村内(展望台近くにあります)
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